6月5日に伊那文化会館で令和7年度芸術鑑賞を行いました。
今年度の演目は演劇『EDDIE(エディ)』です。日本ボクシング界で海老原博幸、柴田国明、ガッツ石松、井岡弘樹等6人の世界チャンピオンやカシアス内藤、赤井英和等の有名選手を育てた名伯楽として有名なトレーナー、エディー・タウンゼントさんを軸に、井岡選手やその他の選手からなるボクシングジムを舞台としたストーリーとなります。
エディーさんは、いわゆる昭和の「根性」「気合」「鉄拳」指導とは相いれない「ハートのラブ」で指導します。竹刀を使った恫喝的指導には「試合で叩かれて試合で負けてまた叩かれる。かわいそうネ」と言います。自身の経験も踏まえて「この世に生まれてこなければよかった人なんていない」「負けたときに近くにいる人こそ大切」など、実際にエディさんが伝えてきたことばがセリフのあちこちにちりばめられていました。
選手それぞれをしっかり見て、いいところを褒めて伸ばす指導は、多様性が叫ばれる今こそ、人を育てる教育現場のみならず家庭や会社等社会全般にもっともっと知られてしかるべきだと感じます。
生徒たちの感想も、「人のことばの影響力について考えさせられた」とか「他人を励ます生き方をしたいと思った」等多くの感動に溢れていました。
「ナイスボーイ、YOUならできるよ!」
今日から生徒に伝えていきたいと思います。
劇団から贈られた記念の色紙は、1・2年昇降口から中校舎1階に入って右、表彰状の展示スペースに飾ってありますのでぜひ見てみてください。



